インターネットが普及した今、過去に得られなかったような情報を、簡単に手に入れることができるようになりました。
でもそれは、時間が経つにつれて情報が流通して古くなっていくことを意味します。
つまり、 情報は ただ持っているだけでは、価値がなくなっていくということ。
これからは、情報の価値を高める能力が必要になってきます。
そもそも「情報」自体は 単なる思考の入り口。
手に入れた時点での価値など、わからないということです。
それらの情報を繋ぎ合わせて、知恵にすることで初めて価値が生まれるのです。
じゃ～その価値を高めるには、どうすればいいの？
今回は、情報の価値の重要性と、その情報価値の高め方についてお話しして行きます。
情報価値を創り出す力って何？
情報は量が多くなればなるほど、それらを論理的に分析する技術が重要になります。
つまり、 「問い」と「答え」または「主張」と「根拠」で物事を考え、分析できる力が必要だということです。
けれども、分析する方法が同じだと似たような結果になるので、誰が伝えてもそれほど大きな違いはありません。
人との違いを出すには、情報に価値を埋め込む必要があります。
情報の価値は「自分の頭で考える」ことで、初めて生み出されるものです。
「知識」･････過去の事実の情報の積み重ね
「考え」･････ 新しい価値観（知恵） は「未来に向けて活かす」もの
考える力とは、正解のない問題に対し て、情報を自分なりに分析して 最善の 「考えをつくる力」。
言い換えれば「 新しい価値を生み出す力 」です。
ところが分析はできても、
考える内容が乏しかったり、考える切り口さえ見つけることができない人が多いというのです。
それは、「知っている」と「考える」 の区別ができない人が多いからです。
物事の本質が分かれば思考が変わり言葉も変わる！
今や 情報が氾濫し過ぎて、情報のスピードに追いつくのが精一杯になっています。
それだけに、情報ひとつひとつの｢意味｣や｢解釈｣が、難しくなっている時代ともいえます。
そんな時代だからこそ、数ある情報の中からいち早く重要なものを見抜き、新しい価値観を見出す考える力 が求められています。
本来、手に入れた情報は鵜呑みにするのではなく、その本質を知ることに意味があります。
だから情報収集力が高いほど、 多くのことに気付くことができます。
多くの気付きがあるということは、 多くの物事の本質も知れるわけです。
本質を知れば考え方も変わり、伝えるのに使う言葉も変わってきます。
だから情報を共有するにも 、分かりやすく伝える ことができます。
また、自分の頭で考えて 最善の 考えを生み出すこともできます。
本質を理解しているからこそ、 自分の頭で考えて「新しい価値」を生み出せるのです。
情報の本質を探るには
常に「なぜ？ どうして？」という疑問をもって情報を受け取り、深堀り姿勢でいることです。
世の中が変わって新しい情報に触れたとき
過去の知識だけではなく、目の前の情報を繋ぎ合わせて考えることができるかどうか･････。
これができるか・できないかで、情報発信力の差が生まれるのです。
情報の価値は自分のフィルターを通して表現したとき生まれる
同じ物事を見たとしても、観点が異なれば見え方も変わります。
見え方が違えば、価値観も違います。
価値観には優劣はありません。
どちらが正しいという正解もありません。
価値観が言葉で表現されたとき、それは あなただけのオリジナルのものになります。
オリジナルであれば簡単には古くならない･･････当然ですよね！
だからこそ、そこで「違い」が生まれるのです。
自分の価値観に基づいた主張を行うには、自分の軸をしっかりと持っていなければなりません。
そのためには日頃から、自分自身の内面にしっかりと向き合って、自分ならではの（＝フィルター）観点を研ぎ澄ます訓練が必要です。
そうしなければ、発する情報価値は高まらないのです。
人によって思える力に差がつくのは、同じ情報や経験から何に気づき、どう学びに変えられるか？という「気づく力」 があるかどうかです。
情報収集と情報発信の組み合わせは、 物事を多面的に考えられるようになる基礎能力を高めてくれます。
習慣化していけば、それらの重要なスキルが自然と磨かれていくというわけです。
まとめ
情報で溢れている今！
数ある情報の中からいち早く「重要なものを見抜く力」と、
その情報から物事の本質を探り「新しい価値観を見出す力」 が求められています。
そのどちらにも共通するのが「考える力」です。
価値ある情報を発信するには、
●情報を受け取る時には「なぜ？」という疑問をもって分析し本質を探る
●本質をもとに 過去の知識と目の前の情報を繋ぎ合わせて考える
●価値を高めるには自分の軸をしっかりと持ち自分の内なるフィルターを磨く
これらを、常に意識して習慣化していくことです。
情報収集と情報発信は、価値を創り出す「考える力」を養うには最適な方法です。
そのうえ、「考える力」の土台となる力も、同時に鍛えてくれます。
あなたが考えた「知恵（考え）」を、 周りの人達にどんどん共有していってください。
それが、その情報に触れた人の新たな気づきや考えるきっかけになり、
自分自身も周りの人達もレベルアップすることに繋がります。
情報収集や発信に「早すぎる」はありません。
さあ、今日から情報収集で本質を探る練習をしながら、自分の考えを発信してみましょう！
情報収集で本質を探る方法は、また改めてお伝えして行きますね！
