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書くこと(アウトプット)の効果は考える力を鍛える良い習慣

”書く力”を身につけることは、そのまま”考える力”を身につけることに繋がっています。

昔は学生時代に作文を書くくらいだった文章が、今ではインターネットの普及により簡単に全世界の人たちに発信できるようになりました。

これからの社会で必要となるのは、得た情報を元に考える力や、自らの言葉で考えを組み立て伝える力と言われています。

それらの力には、書く力が大きな鍵を握っています。

なぜ書く力が大切なのか、考えることと書くことにはどのような繋がりがあるのか、ということをお話しをしていきます。

書くことは話を返すのが苦手な人でもできるコミュニケーション

話すことは、即効性が必要なコミュニケーションです。

でも、書いたものは使った言葉が適切だったか確認したり、別の表現に変更したりすることができます。

言葉を確認しながら伝える方法として、「書くこと」はとても有効的なことだと思います。

「書くこと」は時間をかけて作り上げることができるので、即座に話を返すのが苦手な人でもできるコミニケーションの方法です。

書くことを訓練すれば話すことが苦手な人も、今より上手く話せるようになるのは確かです。

近年では、SNSの急速な普及も手伝ってか、情報や論理が不十分で感覚的にしか伝わらないような文章を安易に発信してしまう人が増えているのが現状です。

今まで以上に、より書くことに伴う責任も大きくなってきているのではないのでしょうか。

どうしたら自分の伝えるべきことを相手に伝えれるのか?

書きっぱなしではなく自分の言葉を確認しながら、言葉に責任をもって発信することが大人としての責任なのではないでしょうか。

文章を書く事は考えることそのもの

そもそも人間は、言葉でものを考えています。

近年、それを裏付けるような問題が起きています。

それが、ダブル・リミテッドと呼ばれる状態。

ダブル・リミテッドとは、

幼少期に2つ以上の習得言語があって、どちらも中途半端になってしまい

年相応の言語能力を習得できていない状態をいいます。

言語能力の未熟さが思考力の未熟さに繋がり、自分の感情や身の周りの出来事も、それに応じた単語を知らないことで認識することさえ困難だというのです。

単純な言葉しか知らないので、思考能力もそれに応じて貧しくなり、経験から学ぶこともできません。

その結果、行動も感情的で幼稚になり、内面的な成長に遅れが生じてしまいます。

この問題は“人間が言葉でものを考えている”ことの証拠といえるものでしょう。

哲学の分野でも「言葉は思考の道具であり、言葉が使いこなせる範囲でしか思考できない」という考えがあります。

その通りだと思います。

言葉が使いこなせることで、思考力を高めることに繋がるわけです。

言葉を使いこなすには、書くことが言葉の使い方を鍛える一番の方法なのです。

単に文字化していくことを書くと言うなら、思考力にはつながりません。

文章とは誰かに伝えるために描くものですが、マニアルがあるわけではありません。

文章を書くには、基本を知ることも大切です。

上手に書けるようになるためには、どんな相手に書くのか・何のために書くのか、

といった様々なことを設定して文章を書く練習をする必要があります。

文章を書く時には、まず情報を集めて分析し、

書く際の条件を考え、

文章の内容を構成し、

相手を納得させられるような表現で作り上げていきます。

書くことで、自分の考えを深めたり、新しい何かを発見したり、視野を広げたりすることができます。

これには読解力、情報収集力、構築力、表現力等あらゆる力が必要となります。

これらの様々な能力を高めることは、問題解決能力を高めることと同じことになります。

書くことで鍛えられる思考力は生きる力になる

私たちは日々様々な問題と直面し、今何をすべきかを考えて行動しています。

文章を書くことがもたらす効果は、様々な状況を疑似的に訓練できるということです。

これにより問題解決能力が高まり、何事にも柔軟に対処することが可能になります。

つまり書くことで高められる思考力は、「生きる力」にも繋がっているわけです。

書くことの究極の目的は、伝えたいことが伝わり、人を動かすことではないでしょうか。

それには分かりやすい言葉で、相手に理解してもらえるように伝えることです。

相手に理解してもらえることは、相手への思いやりでもあります。

文章を書く力を磨くことは、思いやりのある人・魅力ある人になれるという「人間力を磨ける」ことでもあるとえるでしょう。

文章を書く勉強は思考力だけでなく、「生きる力」となる総合的な能力を高めてくれるものなので、年齢に関係なく全ての日本人に是非とも学んで欲しいことです。

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