あなたは、「ウェルネス」のことを正しく理解していますか?
今、世界中で健康についての新しい概念“ウェルネス”が、注目されています。
今年の注目キーワードのひとつでもある『ウェルネス』
ウェルネスは、健康をゴールとしない考え方です。
健康は、生活の質を高めるための手段であり、豊かな人生を目指すという広い視野で捉えた健康学といえます。
今までのように健康が目標ではなく、たとえどんな健康状態であっても、
今の自分の可能性を最大限に引き出して、自分の人生そのものを豊かにすることを目的に、自分が行動する自分人生健康学。
つまり、自分で判断し、自分で責任をもち、 今の自分の「存在」をありのまま 受け入れる能力が必要になってくるワケです。
簡単に言えば、

人生豊かに生きたいなら・・・・自分の健康は自分で守ろうよ!
これが、これから日本が目指す新しい健康の概念なのです。
今では、健康とは無関係だと思われていたモノにも、健康や美容価値が付加されてきています。
これからは健康についても、自己管理・自己責任が求められるようになるので、ウェルネスはもはや他人事ではありません。
今回は、ウェルネスについて一緒に考えてみましょう!
これからは『自分の健康は自分で守る』という時代へと変化していく!

世の中大きな変化の波が押し寄せて来ていますが、今年から様々なものが現実的に変化して行くといわれています。
そんななか、今年の注目キーワードのひとつが“ウェルネス”であるということは、健康の概念にも大きな変化があるということです。
なぜなら、高齢化に伴う医療保障の限界から、セルフケアが重要視されてきているからです。
たとえば、癌になったら・・・・・
年金支給額や収入によって自己負担分が決まるので、一概には言えませんが・・・・。
75歳以上であれば「高額療養費制度」 に該当すると、月の医療費は一般的に約8万円以上かからないのです。
たとえ 治療費が何百万かかったとしても・・・・・
高齢者が多く、しかも2人に1人が癌にかかると言われている時代にですよ。
そりゃ~この差額を全部国が負担してたら、国の医療保障も破綻するよ!
我々が高齢になった時には、国の医療保障なんておそらくあてにはできないでしょう。
日本が、新しい健康の概念 として “ウェルネス” を押し進めたいのも、チョッピリわかる気がします。
これからの時代を豊かに生き抜いて行くためにも、“ウェルネス”についての理解を深めて、あなたの行く先をしっかりと見据えておきましょう。
ウェルネス は 日本が目指す新しい健康の概念

“健康”を意味する言葉には、「ヘルス」と「ウェルネス」の2つがあります。
その違いは
◆ 「ヘルス(Health)」
健康をゴールとした考え方=病気ではない「状態」
肉体的に元気で精神的なストレスにも対応でき、社会的に豊かな人間関係があるという状態に重きを置く健康の考え方です。
◆ 「ウェルネス(Wellness)」
予防と健康促進に重きを置く考え方=健康的な豊かな人生
予防と健康促進に重きを置く考え方で、健康をゴールではなく「手段」とし、
豊かな人生・輝く人生を目指す過程までも含む考え方です。
ウェルネスでの健康は、自分の人生そのものを豊かにするうえでの要素のひとつとして捉えているので、時代によって変化していく考え方でもあるのです。
だから、どんな健康状態であっても、自分の可能性の実現を目的に、自分が行動することを意味します。
つまり、自分で判断し、自分で責任をもつ能力と、今のありのあまの自分を受け入れる「 自己受容」 も必要になってくるワケです。
『自分の健康は自分で守る』という意味でも、ウェルネスは“自分人生健康学”と言い替えることができますね。
これが日本の目指す新しい健康の概念ということは・・・・・・

健康も自分の人生も 自分で守るんですよ~!
だって・・・・・自分の人生でしょう~。
国は自分の事で精一杯だから、今までみたいに、
国民一人一人を守ってあげられませんヨ~
という時代が、やってきたということです。
逆に、それだけ個人の時代になってきた証拠でもあるのですが・・・・・
「ウェルネス」は自分の生きるスタイルを明らかにすること

実は「ウェルネス」は、1980年代に日本に入ってきているんです。
当時は、ウェルネスという言葉が流行って、飲料や食品業界においては「ウェルネス」という名称が付いた商品や会社がいくつも誕生しました。
当時の日本では考え方が少しはやかったのか、「ウェルネス」という言葉も影をひそめてしまいました。
ここにきて日本も個の時代に入り、生き方や価値観・健康観・ライフスタイルが様々になってきたおかげで、やっと再注目されてきたワケです。
ウェルネスの指針となるようなことを、あえて言うなら、
「自分にとってよい人生・暮らしとは何か?」を考えることです。
でも・・・・・
これでは、ピンとこないでしょうから
「ウェルネス」でいう健康観を、もう少し具体的に説明しましょう。
「ウェルネス」の健康は身体・精神・環境・社会的に全てが健康であること

「ウェルネス」の健康観では、
身体の健康・精神の健康・環境の健康・社会的な健康
これらの全てが満たされないと「健康」といえないとされています。
それには7つの項目があります。
- 身体の健康維持
健康維持には予防が重要! 健康維持・改善には、生活習慣が大きく関わっています。
- 精神の健康
精神の健康は カラダに大きく影響を与える! 生きていく上での意味や目的を持つ必要があります。
- 感情のコントロールの健全な維持
感情のコントロールが 精神的なバランスを保つ! 生活習慣のコントロールや、 ストレスへの対処・健康促進と病気予防にも重要な要素です。
- 知性・認知能力の健全な維持
精神状態と生活の質に影響する! 創造性を追求し知的好奇心をくすぐる活動には、心を楽しませ知的能力を維持させます。
- 職業上・人生での目的や意義をもつ
「生活の質」や「人生の満足度」に影響する! 仕事やボランティア・趣味やコミュニティなどを通して、人生の目的や意義を見出すことは大切な要素です。 人生の満足度が高い人ほど元気で長生き 。
- 社会との健全な交流
- 自分に合った環境づくり
職業上や人生での目的や意義は 「生活の質」や「人生の満足度」に影響する!
仕事やボランティア・趣味やコミュニティなどを通して、人生の目的や意義を見出すことは大切な要素です。
人生の満足度が高い人ほど、元気で長生きしている傾向があります。
社会での健全な交流は 「生活の質」を高め改善にも役立つ!
社会の新しい情報に触れたり、刺激がすことで「生活の質」が改善します。
対人関係が乏しく社会から孤立した人は、生活習慣病にや鬱になりやすく、症状も進行しやすくなることが明らかになっています。
自分に合った環境づくりはストレスの軽減に繋がる!
私生活・職場・対人関係や社会では、それぞれの環境づくりが大事です。
過度のストレスが続くと、うつ病や高血圧のリスクが高まることが明らかになっています。
「健康とは何か?」
という問いには決まった答えはありませんが、「自分の身体は自分で守る」
という時代に突入したのは確かです。
忘れてはならないのは、
人間を含む自然界には、科学だけでは解決しきれないものがあるということ。
ウェルネスは、ホリスティックに属するものでもあり、自然との調和が大切だということ。
そもそも、生きていることが奇跡です。
また、いきものは思った以上に高機能でもあり、もろいものでもあります。
自分にとっての「健康」とは何か?
個々の生活環境・価値観などを踏まえて、「自分なりのライフスタイル」や「健康的な生き方」について、考えるきっかけになれば幸いです。