人は、1日に約9,000回の決断をしているといわれ ます。
であれば、その決断の裏には約9,000回の問いかけ と選択があるというわけです。
人生はよく“川の流れ”に例えられますが、 人生の流れの分岐点は「瞬間」に宿っています。
しかも、この「瞬間」によって、その後の人生が 大きく左右されることもあるとしたら・・・・。
分水嶺（ぶんすいれい）という言葉を知っていま すか？
私は最近になって、この言葉を知ったのですが、 人生を捉えることができる言葉でもあると思った ので、書きとめておこうと思いました。
分水嶺とは、 雨水は山脈の嶺を境に、太平洋側と日本海側へ流 れる水に分かれます。
この分け目になる嶺を、分水嶺といいます。
この水の分かれ目を、物事の方向性が決まる“分かれ目の例えで使われる言葉でもあります。
水は高い所から低い所へと流れるものですが、 いったん流れ出した水を引き戻すのは難しい。
だから手元に引き寄せるには、こちら側へ流れるよ うに働きかける必要があります。
でも、タイミングが早すぎると手からこぼれてしま います。
逆に、タイミングが遅いと反対側へ流れてしまうの です。
私たちが人生で、得るものや失うものは、 雨水の「流れ」そのものに感じるのは私だけでしょうか。
ビジネスを上手く長期的に経営する人は、流れを 持っています。
この流れが人生の流れであり、 運やチャンスという瞬間に上手く乗っているのです。
この運やチャンスという瞬間こそが、 人生でいう「分水嶺（分かれ目）」です。
人生にも「分水嶺（分かれ目）」が存在している
人生は瞬間という時間が積み重なって、ストーリーになっていきます。
人生でいう分水嶺は｢瞬間｣に宿っていて、その時の 判断と行動で人生の流れが変わっていきます。
右の道を選ぶか、左の道を選ぶかの選択は 「今、目の前で起きていること」だけではなく、 その後の人生を左右する重要な“分水嶺”かもしれな いのです。
些細な瞬間にこそ人生を変える力が宿っている！
人生には一見些細なことに過ぎない「瞬間」の判断が、 大きな意味を持っていることがあるということです。
あなたの人生にも、そういう瞬間があったのでは？
あの時こうしていなかったら･･･今の自分はない。
あの時こうしていたら･･･今こんなことになっていない。
その選択が良くても悪くても、 その結果としての事実が、ただそこにあるだけ･････。
人生の半分を生きた私が言えることは、 分水嶺は結果が出てから分かることが多いということ。
その時に決められないのは、 失うものがあったり、傷つけてしまう人がいたり、 孤独への恐怖があるから････。
何より一番大切なのは自分の「心の声」
自分で自分を縛ることなく 『こうあるべき』にとらわれるのでもなく、 目を閉じて自分の心に聞いてみるのです。
たとえ、誰かを傷つけたとしても、
たとえ、何かを失ったとしても、
たとえ、誰かに嫌われても、
自分がどうしたいのか？ 自分はどうなっていたいのか だけです。
選択には正解・不正解なんてありません。
人生は起こった出来事ではなく、 起こった出来事をどう解釈するかで決まるんです。
そのことさえわかっていれば、必ず前に向いて進ん でいけます。
本来、 人間には分水嶺に近づいた時、本能的に察知する力 が備わっています。
分水嶺を何となく察していて、 実は、どちらに進むべきかも分かっているんです。
ひょっとして･･･このタイミングで、 これを読んでいるあなたのすぐそこに「分水嶺」が 控えているかもしれない。
もし「分水嶺」に直面していたら、 あなたは、どっちの未来を選ぶのだろうか？
すべては、この一瞬で決まるかもしれない。
心の声に耳を傾けてください
そして「見抜く力」を養ってください！
自分の心で選べる人生こそ、自由な人生だ！
といえるのですから。
